2006年 04月 29日
顧客に積極的になれない理由は、たった一つビジネスマナーに対する不安だった。(私の場合) |
昔から、内気だとか内向的と表現される私は、文系の大学を卒業し、普通に就職したものの、1年とたたず退職。フリーターとニートの中間をさまよいつつ、1年ほどのブランクをあけて再就職して、いまの会社に5年目になる。
苦痛なのは、顧客と接する業務だった。
20歳を超えても人見知りする私は、ある程度人間関係ができた人なら楽しく話せるが同じ会社の人でも自ら距離をおこうとしていた。
入社当初は、採用時にすべて打ち明けておいたので、なるべく内部業務を振ってくれていたが、だんだん仕事を覚えるうちに、人間関係ができた人に見せる私がどの場面でもその面を見せられると思った上司に、
コンサルティング業務(1案件期間2ヶ月から3ヶ月)
同時に20件程度抱えて走る
期間中訪問5回程度
メール電話でのやり取り週2回程度
という業務を任されることになった。
今考えると仕事は面白く、顧客からも非常に感謝された。実際に紹介もほしいといわなくてももらえるようになり業務がパンパンに膨れ上がったので、内部で仕事のボトルネックをとる部門に戻ったのだが。
基本的に、引きこもりで対人関係に難ありの状況なので入社した当初から電話にまったく出なかったら、やんわりと「電話出てくださいね。」といわれる。
自分の敬語は周りの人の電話をそば耳立てて聞いて覚えていた。
そんな感じだから、すくなくとも平均的な対応はできていたかもしれないがとにかく応対に自信がなかった。
本屋に行けば、マナーの本なんてくさるほどあるはずだけど、ビジネスマナーなんて優先順位やっぱり後のほうに来てしまう。本業に関する資料は探すけどね。
特に、コンサルティング業務初期のころには、顧客のところへいくときには先輩がお目付け役として同行した場合に、帰りに「たまにうるさい社長がいてね。名刺を出す方法なんだけど…」と教えてくれた。ただ、先輩もこんなこという俺を馬鹿にしないでほしいみたいな。口うるさいやつだと見ないでくれというメッセージもあった。
優先順位の低いことをガミガミいうやつは嫌われるという認識は少なくとも先輩と私の間ではあった。
名刺を出すのもそんな細かいルールがあるのかと思うと同時に、自分はいままでなんて恥ずかしいことをしてきたのかと思いにかられた。
そして、別の人が営業向けビジネスマナー研修に急に参加できなくなったとのことで研修費が返金されないので代打で参加することになった。
そこでいわれたのが、
「ビジネスマナーの研修は1日や2日参加したぐらいではどうにもならない。」
ということだった。たしかに、誰もがそのときは自分を見つめなおして、自分を変えようとするが、たいていその効果は、急速に衰え、数ヶ月もしないうちに、自分のスタイルに戻ってしまうということだった。
(もっとも、研修業者は、スポットで契約するよりかは長期的な契約を取りたいからそんなことをいったのかもしれないが。)
出たビジネスマナー研修で、多少の自信がつき、積極的になることができた。
このときに、自分に足りない部分はビジネスマナーだとはっきりわかった。
ビジネスマナーに対する重要性が一過性のもので消えてしまうのとだと認識もあったので、急いで勉強した。
顧客は顧客で本業で忙しいから、接触頻度を下げて要点を絞ったやり取りをすべきだという顧客を避けるとする考えもなくなった。
お昼時や夕方のアポでは、誘われることの多かった食事のお誘いもよっぽど日帰りの遠方でなければ断ることはなくなった。むしろお近づきになれると喜べるようになった。
(食事についても箸の持ち方すら直さなければならなかったことはいうまでもない。)
人間関係ができてくれば、自分を演じているという罪悪感もなく仕事上の対人関係のストレスは、ほぼなくなった。顧客が怖いなんてことも一切おもわなくなった。会社の電話も自ら率先してでて、顧客は電話をすると私が必ず出るので「○○さんの名刺書いてある番号はダイアルインなの?」と聞かれることもあった。
実際には10人ぐらいの部署で共有していた番号だったが。
今にして思えば、電話なんてだれがとってもよかったのが、当時の私はそれがよいことだおもったいたし、気持ちがよかった。また、他のメンバーの顧客も知ることができた。
本業に対する力がつくのと、ビジネスマナーに対する自信のなさが自分の行動をすべて消極的に変えていることが気づいて、マナーに関する修正をかけることで、顧客とのゴールを一緒に目指しやすくなった。顧客は、私のビジネスマナーを採点するためにいるのではなくゴールに一刻早くたどり着きたいだけなんだ。
たったビジネスマナーなんていう新入社員研修のための一コマにすぎないっておもっていたことがビジネスにおける積極性への鍵だとは思わなかったのでもし同じことで悩んでいる人や、新入社員研修で退屈している人がいたらとおもって書いてみました。
さて、具体的には、当時なにで勉強したのかまったく覚えていないので、今インターネットで検索した。
■インターネット
ビジネスや冠婚葬祭-社会人のマナー事典/iタウンページ
http://itp.ne.jp/contents/business/contents.html
ビジネス道場 ビジネスマナー
http://bizdo.jp/factory/manners/
仕事の修業
http://www.syugyo.jp/
■本
本屋で買う本は中身をぱらぱらみて自分が好きになれそうな本かどうかを確認してから買うこと。当分付き合うことになるので、本の大きさ、イラストのタッチ、文字の大きさ、色、紙質が自分に合うかどうかだけを判断基準にすればよい。そうでなければ本を開こうとしないし、あなたは本を買ったで満足してしまい自分に役立ていることが出来なくなってしまいます。
中身はマナーに関しては大きく違うことがないんだし。小説と違う基準で選びましょう。
人それぞれだから、お勧めはなし。
■研修
研修については、ひどい会社は資料請求しようものなら、猛烈営業をかけてきます。
特に不景気で研修費が削られたときがひどかった。
運営会社はどこということはありません。
もっとも重要なことは、
研修が必要だと気づけるタイミングで、気づける人が受けましょう。
その動機づけがなければ、何をやっても無駄でしょう。
必要としていない人に無理に何をしても無駄でしょう。すくなくとも、あなたには必要ですというメッセージを送って気づかせる事ぐらいは必要でしょう?
研修のコーディネーションを総務や人事にやらせている会社ではこのあたりが出来ていないので、研修をやらせればいい。研修を受ける側の問題だと考えてしまうので研修の効果が出にくいのではないかと想像する。
苦痛なのは、顧客と接する業務だった。
20歳を超えても人見知りする私は、ある程度人間関係ができた人なら楽しく話せるが同じ会社の人でも自ら距離をおこうとしていた。
入社当初は、採用時にすべて打ち明けておいたので、なるべく内部業務を振ってくれていたが、だんだん仕事を覚えるうちに、人間関係ができた人に見せる私がどの場面でもその面を見せられると思った上司に、
コンサルティング業務(1案件期間2ヶ月から3ヶ月)
同時に20件程度抱えて走る
期間中訪問5回程度
メール電話でのやり取り週2回程度
という業務を任されることになった。
今考えると仕事は面白く、顧客からも非常に感謝された。実際に紹介もほしいといわなくてももらえるようになり業務がパンパンに膨れ上がったので、内部で仕事のボトルネックをとる部門に戻ったのだが。
基本的に、引きこもりで対人関係に難ありの状況なので入社した当初から電話にまったく出なかったら、やんわりと「電話出てくださいね。」といわれる。
自分の敬語は周りの人の電話をそば耳立てて聞いて覚えていた。
そんな感じだから、すくなくとも平均的な対応はできていたかもしれないがとにかく応対に自信がなかった。
本屋に行けば、マナーの本なんてくさるほどあるはずだけど、ビジネスマナーなんて優先順位やっぱり後のほうに来てしまう。本業に関する資料は探すけどね。
特に、コンサルティング業務初期のころには、顧客のところへいくときには先輩がお目付け役として同行した場合に、帰りに「たまにうるさい社長がいてね。名刺を出す方法なんだけど…」と教えてくれた。ただ、先輩もこんなこという俺を馬鹿にしないでほしいみたいな。口うるさいやつだと見ないでくれというメッセージもあった。
優先順位の低いことをガミガミいうやつは嫌われるという認識は少なくとも先輩と私の間ではあった。
名刺を出すのもそんな細かいルールがあるのかと思うと同時に、自分はいままでなんて恥ずかしいことをしてきたのかと思いにかられた。
そして、別の人が営業向けビジネスマナー研修に急に参加できなくなったとのことで研修費が返金されないので代打で参加することになった。
そこでいわれたのが、
「ビジネスマナーの研修は1日や2日参加したぐらいではどうにもならない。」
ということだった。たしかに、誰もがそのときは自分を見つめなおして、自分を変えようとするが、たいていその効果は、急速に衰え、数ヶ月もしないうちに、自分のスタイルに戻ってしまうということだった。
(もっとも、研修業者は、スポットで契約するよりかは長期的な契約を取りたいからそんなことをいったのかもしれないが。)
出たビジネスマナー研修で、多少の自信がつき、積極的になることができた。
このときに、自分に足りない部分はビジネスマナーだとはっきりわかった。
ビジネスマナーに対する重要性が一過性のもので消えてしまうのとだと認識もあったので、急いで勉強した。
顧客は顧客で本業で忙しいから、接触頻度を下げて要点を絞ったやり取りをすべきだという顧客を避けるとする考えもなくなった。
お昼時や夕方のアポでは、誘われることの多かった食事のお誘いもよっぽど日帰りの遠方でなければ断ることはなくなった。むしろお近づきになれると喜べるようになった。
(食事についても箸の持ち方すら直さなければならなかったことはいうまでもない。)
人間関係ができてくれば、自分を演じているという罪悪感もなく仕事上の対人関係のストレスは、ほぼなくなった。顧客が怖いなんてことも一切おもわなくなった。会社の電話も自ら率先してでて、顧客は電話をすると私が必ず出るので「○○さんの名刺書いてある番号はダイアルインなの?」と聞かれることもあった。
実際には10人ぐらいの部署で共有していた番号だったが。
今にして思えば、電話なんてだれがとってもよかったのが、当時の私はそれがよいことだおもったいたし、気持ちがよかった。また、他のメンバーの顧客も知ることができた。
本業に対する力がつくのと、ビジネスマナーに対する自信のなさが自分の行動をすべて消極的に変えていることが気づいて、マナーに関する修正をかけることで、顧客とのゴールを一緒に目指しやすくなった。顧客は、私のビジネスマナーを採点するためにいるのではなくゴールに一刻早くたどり着きたいだけなんだ。
たったビジネスマナーなんていう新入社員研修のための一コマにすぎないっておもっていたことがビジネスにおける積極性への鍵だとは思わなかったのでもし同じことで悩んでいる人や、新入社員研修で退屈している人がいたらとおもって書いてみました。
さて、具体的には、当時なにで勉強したのかまったく覚えていないので、今インターネットで検索した。
■インターネット
ビジネスや冠婚葬祭-社会人のマナー事典/iタウンページ
http://itp.ne.jp/contents/business/contents.html
ビジネス道場 ビジネスマナー
http://bizdo.jp/factory/manners/
仕事の修業
http://www.syugyo.jp/
■本
本屋で買う本は中身をぱらぱらみて自分が好きになれそうな本かどうかを確認してから買うこと。当分付き合うことになるので、本の大きさ、イラストのタッチ、文字の大きさ、色、紙質が自分に合うかどうかだけを判断基準にすればよい。そうでなければ本を開こうとしないし、あなたは本を買ったで満足してしまい自分に役立ていることが出来なくなってしまいます。
中身はマナーに関しては大きく違うことがないんだし。小説と違う基準で選びましょう。
人それぞれだから、お勧めはなし。
■研修
研修については、ひどい会社は資料請求しようものなら、猛烈営業をかけてきます。
特に不景気で研修費が削られたときがひどかった。
運営会社はどこということはありません。
もっとも重要なことは、
研修が必要だと気づけるタイミングで、気づける人が受けましょう。
その動機づけがなければ、何をやっても無駄でしょう。
必要としていない人に無理に何をしても無駄でしょう。すくなくとも、あなたには必要ですというメッセージを送って気づかせる事ぐらいは必要でしょう?
研修のコーディネーションを総務や人事にやらせている会社ではこのあたりが出来ていないので、研修をやらせればいい。研修を受ける側の問題だと考えてしまうので研修の効果が出にくいのではないかと想像する。
by neutral
| 2006-04-29 15:41